血栓塞栓症:ドップラー超音波検査

血栓塞栓症の病名説明


血栓塞栓症とは、病原体にかかることで発症する感染症ではありません。



ですからこの血栓塞栓症が、妊娠中の方でもお腹の中の赤ちゃんにうつると言うことはありませんから、その点は安心して下さい。




これは、血液の中に血栓、つまり血の塊ができてしまい、それが血液の流れに乗って動脈や肺などに移動することで、それらを詰まらせてしまうと言う病気です。



特に脚の血管に血栓ができることが多く、長時間、椅子などに座ったままでいると、血流が悪くなるためこれが発生する可能性は高くなります。



ですから妊婦さんは、体を動かすことには消極的になりがちですが、元気な赤ちゃんを産むためにも体を動かす習慣を持つ、また血流れを良くするためこまめに水分を摂取するようにすると安心です。



初期症状はふくらはぎの痛み、特に圧痛、それからむくみです。



ただし、これら初期症状の程度と血栓塞栓症の症状の程度は比例していないので注意が必要です。



もし、これらを感じ血栓塞栓症が疑われた場合は、速やかに検査を受ける必要があります。



この場合は、ドップラー超音波検査によって血の塊の有無が調べられます。



早期に発見することができれば、速やかに対処することで命に危険が及ぶ可能性を回避することができますから、妊娠中は常に頭の中で意識しておきたい病気のひとつと言えます。



血栓塞栓症の原因と対処法


米国の妊婦さんが死亡してしまう原因として、最も多いのが血栓塞栓症です。




これは病原体に感染することで発症する感染症ではありません。



血栓塞栓症


ですから、母親から胎内の赤ちゃんに感染すると言う心配は不要です。



血栓塞栓症が発症する原因は様々ですが、ひとつには長時間、同一姿勢で居続けることが挙げられます。



妊娠中は胎内に赤ちゃんがいるため、どうしても体を動かすことに対して消極的になりがちです。



人によっては、家事などの用事がない限りは、ずっと椅子に座り続けていると言うことも少なくないかもしれません。



しかしそのことで足の血流が悪くなり、血栓ができ、急性の血栓塞栓症を発症してしまう可能性も否定できません。



そう考えると、血栓塞栓症は妊娠中に発症するリスクが高くなる病気とも言えます。



ですから対処法としては、可能な限り体を動かすこと、また血流を良くするためにこまめに水分を補給することが有効です。



元気な赤ちゃんを産むためにも、体力をつける必要がありますから、体を動かすことは大切です。



血栓塞栓症は、早期に発見できれば適切な治療を施すことで、命への危険を回避することができる病気です。



この場合、早急にヘパリンと呼ばれる抗凝固薬の一種が投与されます。




ヘパリンは胎盤を通過しないため、胎内の赤ちゃんに対する影響もありません。



また出産後に使用される、やはり抗凝固薬の一種であるワルファリンも、母乳を与えていても服用できる薬です