子癇(しかん):妊娠中毒症

子癇(しかん)の病名説明


妊娠中に気をつけるべき病気や感染症のひとつに子癇(しかん)があります。



元気な赤ちゃんを産むためにも、子癇(しかん)のことを知り、予防することが大切です。



子癇(しかん)は、妊娠中の高血圧が原因となり痙攣を起こす病気です。




昔は赤ちゃんがお腹の中で癇癪を起こして母親が痙攣すると考えられていたため子癇と呼ばれています。



子癇(しかん)は分娩中やお産後にも起きる可能性があり、妊婦の死亡原因になる危険性もあり、妊娠20週以降から産褥期間に突然のけいれん発作が始まります。




妊娠高血圧症候群のもっとも重症なもののひとつで、意識喪失と反復するけいれんが特徴で、発症の時期により妊娠子癇、分娩子癇、産褥子癇の3つに分けられます。


子癇(しかん)は、最近では技術や医療の発達により母子ともに死亡率は著しく低下していますが、治癒しても様々な後遺症を残すことがあり非常に危険です。



妊娠中の子癇



けいれんの症状が起きる前に、頭痛、めまい、フラッシュを浴びるような眩しさなどを感じることがあるため、このような症状がある場合は、早めに医師に相談します。





また、てんかんなどの二次的なけいれんと区別する必要があるため、てんかんなどの持病がある場合は、事前に医師に報告してください。



子癇(しかん)の原因と対処法


妊娠中に注意が必要な病気や感染症のひとつに子癇(しかん)があります。



子癇(しかん)は、原因は不明ですが、殆どが妊娠末期に起こり、この場合は死亡することも少なくありません。



高血圧が持続することで脳血管の調整機能が破綻して、血液の成分が脳の血管外へあふれだし、脳がむくみ、脳の機能が障害されてしまうことが原因で痙攣を起こします。




分娩中やお産後にも子癇(しかん)は起きることがあるため注意が必要です。




対処法は、子癇(しかん)により母体が呼吸障害を起こした場合、胎児にも影響があるため、発作を起こした場合は、気道の確保をして、酸素吸入による処置をします。胎児の命を救うために帝王切開を行なうこともあります。




健康で元気な赤ちゃんを産むためにも予防することも必要です。



子癇(しかん)は、強い光や大きな音が誘因する可能性があります。




妊婦はできるだけそのような刺激を避けて安静を保つことが大切です。




また、薬物療法で血圧の管理などを行なうこともあります。





また、ストレスをためず、塩分に気をつけ栄養バランスの良い食事を心がけ、適度な運動、睡眠をとるなどで妊娠高血圧症候群を予防することや、悪化させないことも重要なことです。