妊婦の感染予防:サイトメガロウイルス

サイトメガロウイルス の病名説明


 サイトメガロウイルスはヘルペスウイルス属に属しているウイルスで日本人の80%~90%は幼少期から思春期の間にかけて感染しています一般的に発熱や乾性咳、呼吸困難(低酸素血症)がおこり、その後に急激に呼吸不全が進行します。



まれに結膜炎や肝障害の合併がみられますが、ほとんどの場合感染しても症状は現れません。



しかし、妊娠中の女性が感染し症状の伴う感染症が発生した場合はお腹にいる赤ちゃんに重篤な症状が現われる可能性が出てきます。



子宮内の赤ちゃんにサイトメガロウイルスが感染すると先天性サイトメガロウイルス感染症という病気になり低出生体重や小頭症、紫斑、肝炎、難聴、発達障害、てんかん、視覚障害、死亡などの原因となってしまいます。



胎児が死亡してしまう事は多くはありませんが最重症の場合は死亡してしまうことがあります。



サイトメガロウイルスの感染が初めての妊婦さんの場合胎児に感染する確率は40%、再活性化の場合はそれよりも低いとされており、さらに胎児への症状が出る確率は20%~30%と低いので過度な心配は必要ありませんが、元気な赤ちゃんを産むためにもサイトメガロウイルスについて調べ知識を増やして万全の態勢で出産を望むようにしましょう。



サイトメガロウイルス の原因と対処法


サイトメガロウイルスは、ヘルペスウイルス科のウイルスで、成人の半数以上が感染し免疫を持っているとされる病気です。



サイトメガロウイルス


しかし、トキソプラズマやその他の感染症と比べても、あまり知られていません。



妊娠中に初めて感染した場合に、お腹の中の赤ちゃんに影響を与える感染症のため、妊婦の方は特に注意が必要です。



妊娠中に初めて感染した場合には、約3割から5割の確率で、お腹の赤ちゃんに感染してしまいます。



サイトメガロウイルスの原因は、血液や唾液、尿などへの接触感染です。



気を付けなければいけないのは、上の子のお世話で唾液や尿を触る接触感染です。



保育園や幼稚園など集団の中でサイトメガロウイルスに感染し、その子の唾液や尿を介する場合も多くあります。



また、性交がある場合には、性交による感染にも原因があるため、注意が必要です。



対処法としては、上の子のお世話などで唾液や尿に触れた場合にはすぐに手を洗うようにすることで、感染を防ぐことです。



また、性交感染においては、コンドームの使用だけでなく、口腔性交における唾液を介した感染に注意しなくてはいけません。



元気な赤ちゃんを産むためにも、サイトメガロウイルスの原因と対処法についてよく理解しておき、感染を予防しましょう。